1問1答

がん疼痛に関連した処方介入 解説

ボックスデザインとかもちょっとずつ使っていきたい今日このごろ。

昨日の記事の解説です。まだよく慣れていないのもあって症例としては最悪レベルのものですが、まぁまだ練習なので多めにみてください。笑

58歳 男性

大腸がん Stage4と診断され現在外来化学療法中

処方

・セレコキシブ100mg 2錠/2x 朝夕食後

・レバミピド100mg 3錠/3x 毎食後

・オキシコドン徐放錠5mg 2錠/2x 12時間ごと

・オキシコドン散2.5mg 痛いとき

・プレバガリンOD錠25mg 4錠/2x 朝夕食後

・アムロジピンOD錠2.5mg 1錠/1x 朝食後

・ロスバスタチンOD錠5mg 1錠/1x 夕食後

「最近痛みが気になるんだけど、痛み止めを使うと眠くて仕事にならんから我慢している。まぁなんとかなってるからいいよ。」

オピオイドスイッチングを検討する条件とは?

  1. 適切にレスキューを使っているが痛みが十分に取れていない
  2. オピオイドによると思われる副作用が出現している
  3. 鎮痛補助薬を活用しているが除痛不十分である

疼痛評価する上で大切なのは

・がん性疼痛か否かの確認(原発・転移部位から想定される”らしさ”)

・WHO除痛ラダー/鎮痛薬の適正な使用

です。

今回はこのふたつはいかにも適正そうな症例(もっと条件きちんと書いときゃよかったんですが)にしました。

そのうえで副作用でレスキューをうまく使えていない。こういった場合はオピオイドスイッチングを検討すべきでしょう。

基本は等価、今回の場合はベース不足も若干想定されるため、やや増量しつつスイッチングをすると良いかもしれません。

オキシコドン20mg=モルヒネ15mg=タペンタドール50mg=ヒドロモルフォン3mg

であることから

・ナルサス錠 2mgx2錠 /1x

・ナルラピド1mg 痛いとき

でにスイッチして様子を見てもよさそうですね。

 

がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン

https://www.jspm.ne.jp/guidelines/pain/2014/index.php

 

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