7月5日の厚生科学審議会で薬局がズタボロに言われてしまいました。
なんでもそうですけど、薬剤師にも色々います。
日々研鑽していて私を指導してくれている先輩もASCOやESMOに発表しに行ったりしている人もいますし、Lancetに論文を出したりしている先生もいます。
とてもかっこよくて憧れますしこうなりたい!という気持ちになりますが、今回の審議会のような場所ではそういった一部の成果は特に意味をなさないようで残念です。
薬剤師の意義ってとても微妙なところにあって、普段自分は「絶対的な危険を回避」「betterを少しでもbestに」を心がけています。
医師だけでも薬物治療というのはなんとなくうまくいってしまいます。
でも自分の目に見える範囲だけでも結構アレ?ってなる処方もあったりするんです。それでも回り道になったりベストじゃなくてもなんとなく治った感になったり、患者さんもそんなもんだ、って思ってしまってるので。
そんななかで薬剤師がいてメッチャ違うね!いいことあったね!って実感してもらうのってなかなか難しいですよね。先生のこの処方おかしかったから直しといてもらうね!ってわざわざ言いふらすわけもなく。
薬局薬剤師の方もたくさんお友達いますし、Twitter上でも尊敬すべき人がたくさんいらっしゃいますが、何がいけなかったのかと思うと、やはりちょっと医薬分業からここまで、商売っ気の強いところが多かったのかな思ったり…
現場の先生らは目の前のことを一生懸命こなしていたんだと思いますが、目の前のことばかりに一生懸命にならざるを得ないが故に、プラスαの発展を現場みんなが持てなかったという一面があるのでは、と考えてしまいます。
新しいことをやるというのは余裕が必要です。
あれだけ内部留保あるのなら…って内情をよく知りもしない病院の中から考えてしまうのです。